【経営・管理ビザ取得はゴールではない】 日本で起業する外国人が本当に乗り越えるべき3つの壁
【経営・管理ビザ取得はゴールではない】
日本で起業する外国人が本当に乗り越えるべき3つの壁
「経営・管理ビザさえ取得できれば、日本でのビジネスはうまくいくはずだ。」
そう考えている方も少なくありません。
しかし、経営・管理ビザの取得はゴールではなく、日本で事業を始めるためのスタートラインです。
会社設立やビザ取得を終えた後には、銀行口座の開設、必要な許認可の取得、貿易や物流の手配、資金計画の策定など、事業を軌道に乗せるためのさまざまな課題が待ち受けています。
実際に、多くの外国人経営者がビザ取得後に新たな壁に直面します。
今回は、日本で起業を目指す外国人の方、とりわけ貿易事業や海外とのビジネスを検討している方が知っておきたい「3つの壁」について解説します。
壁1:事業開始を左右する
「銀行口座と許認可」の壁
経営・管理ビザを取得し、会社設立を終えた後、多くの外国人起業家が最初に直面するのが銀行口座の開設です。
近年、金融機関ではマネーロンダリング対策や本人確認の強化が進んでおり、事業内容や事業計画、本人確認資料などについて慎重な確認が行われる場合があります。
そのため、
- 事業計画の内容が不十分
- 提出書類に不足がある
- 事業実態の説明が不十分
といった理由から、口座開設まで想定以上に時間を要するケースもあります。
また、事業内容によっては、経営・管理ビザとは別に各種許認可が必要となります。
例えば、
- 中古品を扱う場合の古物商許可
- 飲食店を営業する場合の飲食店営業許可
- 人材紹介業を行う場合の有料職業紹介事業の許可
などです。
経営・管理ビザを取得したからといって、すぐに事業を開始できるとは限りません。
事業内容に応じた許認可や届出を適切に進めることが重要です。
壁2:商品が動かなければ事業も動かない
「貿易・国際物流」の壁
外国人起業家の中には、母国と日本を結ぶ輸出入ビジネスや越境ECに挑戦する方も少なくありません。
しかし、
- 商品が税関で止まってしまった
- 想定外の関税や費用が発生した
- 輸入後に販売規制があることが判明した
- 国際配送の遅延によって顧客対応に追われた
といった相談は決して珍しくありません。
国際物流や通関手続きには、多くの制度やルールが関係しています。
輸出入規制、関税制度、通関手続き、国際輸送、海外との契約条件など、さまざまな要素を理解しながら事業を進める必要があります。
在留資格と国際物流は、それぞれ高度な専門性が求められる分野です。
私は通関士として輸出入実務に携わり、また国際航空貨物業界において貨物管理や輸送業務に関わってきました。
その経験から強く感じるのは、
「商品の流れ」が止まると、事業そのものが止まってしまう
ということです。
日本での起業を成功させるためには、在留資格や会社設立だけでなく、物流や通関まで見据えた事業設計が欠かせません。
壁3:ビザ更新にも関わる
「資金計画と事業継続」の壁
経営・管理ビザは、一度取得したら終わりではありません。
事業を継続するためには、定期的な更新手続きが必要になります。
経営・管理ビザの更新審査では、事業の継続性や安定性も重要な判断要素となります。
例えば、
- 売上が継続的に発生しているか
- 事業が実態を伴って運営されているか
- 適切な会計処理や納税が行われているか
- 将来的な事業継続が見込まれるか
といった点が確認される場合があります。
もちろん、赤字だから直ちに更新が認められないというわけではありません。
しかし、資金計画や事業計画が不十分な状態では、更新許可の判断に影響する可能性があります。
特に創業間もないスタートアップや小規模事業者にとっては、売上だけでなくキャッシュフローの管理も重要です。
日本で長く事業を続けるためには、経営・管理ビザの取得だけでなく、その後の事業運営を見据えた準備が必要になります。
必要なのは「申請代行」ではなく「伴走者」
日本で事業を軌道に乗せるためには、
- 在留資格
- 会社設立
- 銀行口座
- 許認可
- 貿易実務
- 通関
- 国際物流
- 資金計画
といった多くの課題を一つずつ乗り越えていかなければなりません。
これらをそれぞれ別の専門家へ相談することも可能ですが、事業全体を見据えてサポートできる専門家がいることで、起業家は本来注力すべき事業運営に集中しやすくなります。
私は、
「在留資格・起業・貿易・国際物流をワンストップで支援する行政書士」
として活動しています。
行政書士として在留資格や許認可を支援し、通関士としての経験から輸出入実務を理解し、さらに国際航空貨物業界で培った経験を活かしながら、外国人起業家の挑戦をサポートしています。
ビザを取得することが目的ではありません。
その先にある、
「日本で事業を成功させること」
こそが本当の目標です。
日本での起業を検討されている方、あるいは経営・管理ビザ取得後の事業運営に不安を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
事業のスタートから成長まで、長期的な視点で伴走いたします。
※案件内容に応じて、税理士・弁護士・社会保険労務士などの専門家と連携しながら総合的な支援を行っています。
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